患者さんの変化に気づいたら
~医療従事者の方ができるゲートキーパー活動について~
ゲートキーパーとは?
ゲートキーパーとは、自殺のリスクにつながるような悩みに気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなげ、見守る人のことです。特別な資格は必要ありません。
困難を抱え、悩んでいる人を支援していけるよう、ゲートキーパーについて学んでみませんか?
困難を抱え、悩んでいる人を支援していけるよう、ゲートキーパーについて学んでみませんか?


東京都における自殺の動向
東京都の自殺者数は、平成23年をピークに減少傾向にありましたが、令和2年以降は増加しており、依然として毎年約2,000人の方が自ら命を絶つという深刻な状況が続いています。
また、原因・動機別の自殺者数を見ると、「健康問題」が最も多くなっており、こころの不調を抱えている方は身体的な不調も抱えていることが多い、ということがわかります。
また、原因・動機別の自殺者数を見ると、「健康問題」が最も多くなっており、こころの不調を抱えている方は身体的な不調も抱えていることが多い、ということがわかります。
自殺者数の推移

※資料:人口動態統計
原因・動機別の自殺者数の推移

※資料:「警察庁『自殺統計』より
厚生労働省自殺対策推進室作成」資料に基づき都作成
医療従事者が担うゲートキーパーの役割とは?
身体の不調を感じた方が受診するかかりつけ医療機関や、処方箋を持って訪れる薬局などは、こころの不調を抱える方と接する機会が多いことから、医療従事者の方々にゲートキーパーの役割を担っていただくことにより、うつ状態にある方の早期発見・早期対応(精神科医療の受診や相談窓口の利用)につながると期待されています。
東京都では、医療従事者の方向けにゲートキーパーの役割や声がけをご紹介する、「医療従事者向けゲートキーパーミニ講座」の動画を作成しました。動画では、岩手医科大学医学部神経精神科学講座教授 大塚耕太郎先生に「医療従事者のゲートキーパー活動」についてご講義いただいています。ぜひご覧ください。
東京都では、医療従事者の方向けにゲートキーパーの役割や声がけをご紹介する、「医療従事者向けゲートキーパーミニ講座」の動画を作成しました。動画では、岩手医科大学医学部神経精神科学講座教授 大塚耕太郎先生に「医療従事者のゲートキーパー活動」についてご講義いただいています。ぜひご覧ください。
医療従事者向けゲートキーパーミニ講座(約30分)
監修 岩手医科大学医学部神経精神科学講座教授 大塚耕太郎 氏