2023年3月11日(土)、YouTubeライブ配信にて、子宮頸がん検診への疑問や不安、女性のからだのお悩みについて、タレントの井上咲楽さんと一緒に考え、医師が解説するオンライントークイベントを開催しました。
「子宮頸 がん検診
オンライントークイベント」
開催レポート
コラム2023.3.31

井上咲楽のLadies’ care cafe
~子宮頸がん検診やからだのこと…あなたの悩みに寄り添うカフェ~
「Ladies’care cafe」とは、普段はなんとなく話題にしづらく、つい一人で不安を抱えてしまいがちな女性のからだの悩みについて、気軽に話し合うことのできる場所です。
女性が健康に過ごしていくために20代から知っておきたい子宮頸がんや検診に関する知識や、事前に寄せられたお悩みについて、産婦人科医の先生方からわかりやすく教えていただきました。

子宮頸がん・検診について知ろう
20代から知っておきたい子宮頸がんや子宮頸がん検診に関する正しい知識について、わかりやすく解説していただきました。



子宮頸がんは、子宮の入口近くにできる女性特有のがんです。子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスへの感染が原因で発生し、HPVは主に性交渉により感染します。HPVに感染すること自体は決してまれなことではなく、性交経験のある女性の約8割は、一度は感染していると言われています。※ 一時的な感染で終わる方もいらっしゃいますが、たまたま長く感染が続くと子宮頸がんの発生に関わってきます。井上さん、子宮頸がんになる方は何歳頃から増え始めると思いますか?

そうですね、勝手なイメージですが、若いときは大丈夫で、年齢を重ねてからなる方が増え始めるんじゃないかなと思います。

実は、子宮頸がんは若い方にも多くて、20代後半から増加し始め、30代後半から40代がもっとも多いと言われています。がんの中でも、若い方がなるものもあるということなんですね。

- ※上皮内がんを除く
出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

自分にはほど遠いものだと思っていましたが、20代と聞くと全然私たちの世代ですよね。どうすればがんを見つけられますか?

初期はほとんど症状がなく、自分で発見することはかなり難しいです。子宮頸がんは徐々に進行していきますので、20歳以上の女性は、2年に1回、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。なお、性交経験の無い方は、HPVに感染している可能性が極めて低いため、検診を受けるメリットは小さくなります。
がん検診は、職場などで受けられることもありますが、そのような機会がない方は、お住まいの区市町村で受けることができます。区市町村から受診券が届く場合や、区市町村のホームページなどを見ていただいてご自身で申し込んでいただく場合があります。また、区市町村が実施する検診の費用は、無料から2,000円程度です。詳しくは、お住まいの区市町村のホームページを確認してみましょう。

HPVへの感染を予防することはできるのでしょうか。

予防することは可能です。そのために受けていただきたいのが、HPVワクチンになります。HPVワクチンは性交渉開始前の接種が最も効果的で、ワクチンの定期接種の対象者は小学校6年生から高校1年生相当の女性です。公費により無料で接種を受けることができます。

また、現在キャッチアップ接種というものを行っています。日本では、平成25年にHPVワクチンが定期接種化されましたが、接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛等が報告されたため、接種機会は確保しつつ、適切な情報提供ができるまでの間は、ワクチン接種の勧奨を一時的に差し控えましょう、とされていました。その後、安全性について特段の懸念が認められないことが確認されたため、令和4年4月からワクチン接種の勧奨を再開しました。この間に接種を逃した方に対して、時限的に、接種が可能となっています。
キャッチアップ接種の対象者は、平成9年度から平成17年度生まれの女性で、期間は令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間です。通常3回の接種で数万円の費用がかかってしまうので、ぜひこの機会に無料のキャッチアップ接種を活用して下さい。

- キャッチアップ接種
- HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方へ、公費により無料で接種できます。
- 対象
- 平成9年度~平成17年度生まれの女性
- 期間
-
令和4年4月1日~令和7年3月31日までの3年間
詳しくは、東京都のホームページをご覧ください。
東京都保健医療局「HPVワクチンの定期予防接種について」

なお、HPVワクチンには、すでに感染しているHPVを排除したり、子宮頸がんの進行を遅らせる効果はありません。また、HPVワクチンで防げないタイプのHPVもありますので、ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら2年に1回の子宮頸がん検診を受けていただきたいです。

子宮頸がんの予防には、HPVワクチンの接種と子宮頸がん検診の両方が大切ということで、次は子宮頸がん検診について、実際どのような手順で行われるのか教えてください。

検診では、問診・視診・細胞診・内診が行われます。問診では、病院によって内容に違いはありますが、だいたいは
・一番最近の月経
・妊娠、出産の経験があるか
・月経以外の性器出血などの症状があるか
・子宮頸がん検診の受診経験
などが聞かれます。
問診後、下着をはずして内診台と呼ばれる椅子に腰かけていただき、視診・細胞診・内診を行います。内診台はお腹のあたりからカーテンで仕切られていて、診察中に医師や看護師と直接顔を合わせないような仕組みになっています。

それは安心できますね。

そうですね。視診では、クスコ(膣鏡)と呼ばれる器具を入れて、子宮頸部を観察します。内診では、左手の指を腟の中に入れ、右手でお腹を押して子宮や卵巣の大きさを確認します。細胞診では、医師が子宮頸部から専用のヘラやブラシで細胞をこすって取ります。内診台に上がってからここまでの一通りの検診で、1、2分程度の時間で終了します。

結構工程があったのですごく時間がかかるんじゃないかと思ったんですけど、さくっと終わるのですね!お忙しい方でも隙間時間で受けられますね。一方、器具などを入れたりするということで、ちょっと痛みが気になります…

痛みに関しては、個人差が大きいところではあります。多少痛みを感じることもありますが、恐怖で体がかたくなってしまうよりは、できるだけリラックスして受けていただいた方がスムーズに終わることができます。私たちも、リラックスできるようにお声がけします。また、多少出血しますので、念のためナプキンを持ってきていただくと安心かもしれません。
2年に1回検診を受けていただくことで、ご自身では進行に気付きづらい子宮頸がんを早期に発見することが出来ます。短時間で検診は終わりますので、ぜひ受けていただきたいなと思います。

検診当日にどのような服装で行ったらよいですか?

検診機関によっては検査着に着替える場合もありますが、私服のまま検査をする場合もあります。その場合は下着をはずすことになるので、スカートならスムーズに受診できるのではないかと思います。

事前にいろいろと知ることができて、安心できました!

検診結果は、基本的には1か月以内に受け取ることができるかと思います。結果は、「精密検査不要」か「要精密検査」のどちらか一方です。精密検査が必要と書かれていても、「要精密検査=がんである」というわけではありません。さらに、子宮頸がんの特徴は、「がん」だけでなく、CINと呼ばれる「がんになる前の状態」があって、検診で見つかるものの中には、このCINが多く含まれるんですよ。
つまり、「要精密検査」と判定された場合は、「がんの疑いがある」と「がんになる前の状態がある」、という可能性がある状態です。CINは、一般的に数年~数十年かけてゆっくり進行していき、その中の一部が子宮頸がんとなります。CINの全てががんになるわけではなく、そのままの状態に留まり続けたり、自然に治ることもあります。※
※(参考)「国立がん研究センターがん情報サービス「子宮頸がん検診について」
「要精密検査」の結果が出た場合は、子宮頸がんやCINの診断をするためのより詳しい検査が必要になりますので、1か月以内を目安に、精密検査を必ず受診して下さい。


「要精密検査」の結果が出たら焦ってしまうところでした。こちらも事前に知っておくことができて良かったです。

「要精密検査」の結果が返ってきても焦ることなく、まずは精密検査を受けることが重要なんですね。
お悩み相談コーナー
「Ladies’care cafe」にお寄せいただいた子宮頸がん検診に関する疑問や不安、また人には話しづらい女性特有のからだのお悩みについてお答えいただきました。



先ほど品川先生にも、「2年に1回の検診受診が大切」というお話をお伺いしましたが、「本当に2年に1回で大丈夫なのか?」、「1年に1回などの頻度で、もっと検診に行った方がよいのか?」といった疑問の声が寄せられました。齊藤先生、いかがでしょうか?

子宮頸がん検診では、ほとんどが「がんになる前の状態(CIN)」で見つかります。また、そこからがんになるまでには年単位の時間がかかると言われています。
もしCINの段階が進んでも、がんの一歩手前の段階で、よくないところだけ削って子宮を残しがんにならないようにしていきます。2年に1回ずつきちんと検診を受けていたらCINのときから見つけることができるので、毎年受ける必要性はないのです。

日本では忙しい人が多いから2年に1回、ということではないのですね。

はい、決してそんなことはないです。アメリカのデータで、1年に1回検診を受けた人、2年に1回受けた人、3年に1回受けた人で、がんになるリスクを減らせる割合はほぼ変わらないという結果が出ています。※1日本など、アジアの国では2年に1回のところが多いです。※2「1年に1回検診を受けないと、1年でがんになってしまう」とまで思わなくても良いと考えられてます。
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※1 Koliopoulos G, Arbyn M, Martin-Hirsch P, et al.
"Diagnostic accuracy of human papillomavirus testing in primary cervical screening: a systematic review and meta-analysis of nonrandomized studies."
Gynecol Oncol. 2007 January ;104:232– 46. -
※2 Eiko Saitoh Aoki,1 Rutie Yin,2 Kemin Li,3 Neerja Bhatla,4 Seema Singhal,4 Dwiana Ocviyanti,5 Kumiko Saika,6 Mina Suh,7 Miseon Kim,8 and Wichai Termrungruanglert9.
"National screening programs for cervical cancer in Asian countries."
J Gynecol Oncol. 2020 May;31(3):e55.English.Published online 2020 February
https://doi.org/10.3802/jgo.2020.31.e55

安心して、しっかり2年に1回受ければ良いということなんですね!

検診を受けるというのはやはり緊張しますよね。でもこの方は、勇気を出して初めて検診を受けられるとのことでした!

まずは、心配している自分、不安な自分を許してあげてください。誰しも初めての場合は怖いと思います。もし初めての場合は、医師やそばにいる看護師に心配な気持ちを打ち明けてもよいかと思います。そうしたらきっと、こういう検査なんですよと説明しながら実施してくれます。
また、検査の時は力を抜いたほうが楽かもしれません。私たちも、力を抜いていただけるように必ず声を掛けながら検査を実施しています。また、若い方だったら“男性の医師が来たらどうしよう”なんて思われるかもしれませんね。

そうなんですよね、恥ずかしいなと思ってしまいますよね。

その気持ちもとてもよくわかります。最近産婦人科でも、女性の医師が検査に携われるようにしていますし、女性の医師の数も増えています。「女性の医師にお願いしたいんですけど」、と受診先の検診機関に聞いてみることもできると思います。もし男性の先生の場合でも、必ず女性のスタッフが付きます。なので、そこはちょっと安心できるのではないかなと思います。

あとは、先生もたくさんの方を診られているので慣れていらっしゃいますよね。

そうですね。検診に携わる医師は女性の味方だと、私たちは考えています。

これはできれば知っておきたいですね。こういう予兆があったら子宮頸がんのサインだというのがあったらいいのですが…。

これはとても難しい質問です。実は、こういう症状があったら子宮頸がんだと自分で気付けることがなかなか出来ないのです。がんが進行してしまっても、ほとんど症状がない方もたくさんいらっしゃいます。
強いて言えば、病気が子宮の入口にできるので、出血がサインとなることがあったり、がんが広がっておなかが痛いとか、転移して腰が痛いということもあるかと思います。

でもこの症状だと、女性なら生理の痛みだと思ってしまいますよね。

そうですね。生理痛以外でもこのような症状でお悩みになることもあるかと思います。なので、なかなかこれが子宮頸がんの症状なので知っておいてくださいね、ということが言えません。そのため、症状がなくてもワクチンを接種したり、検診を受けていただくことが大事なのです。

HPVワクチンの副反応については、HPVワクチンが定期接種化された平成25年頃に、メディアで大々的に取り上げられていましたよね。そのため、不安に思われている方も多くいらっしゃるのかもしれません。

まず一番はじめにお伝えしたいのは、このワクチンが、子宮頸がんになるリスクを本当に下げられるという証拠が最近出てきたということです。※1
他の国々のデータですが、子供の時にワクチンを打った方が、20代後半や30代のがんになる年代となった時、がんになるリスクが減ったという結果が出たのです。それがはっきりしてきたこともあり、国も積極勧奨を再開しています。そうはいってもリスクの方も心配でしょうから、国の研究班が調査した内容※2をご紹介します。
12歳から18歳までの年齢で、ニュースにもなった、けいれんや意識障害などの症状が、ワクチンを打った方と打たない方でどのくらい出たのかということを、日本中の病院にアンケート調査したものです。その結果、症状の推定発生頻度としては、ワクチンを打つと1万人に4人(※ワクチンと関連しているかどうかわからない事例も含む)、しかしワクチンを打っていなくても1万人に2人くらいは出ていました。それらは、ワクチンを打たなくても出てくる可能性がある症状ということがわかりました。
医師としては、ワクチン接種者は多感な年代で、そういった症状が起こりえることも知っておくこと、そして、色々な症状への不安を持つ方がいるので、ワクチンを接種される方からの質問に答える姿勢、接種後に具合が悪くなった場合等に相談できる窓口の準備が重要なことだと思います。心配になるような症状が出てくる頻度は、ワクチンを受けていない場合に比べてあまり差はあるとは言えませんから、過剰に心配しなくて良いですし、また相談しながら納得して受けていただくのが良いかなと思います。
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※1 公益社団法人日本産科婦人科学会
「子宮頸がん予防についての正しい理解のために」Part 1 子宮頸がんと HPV ワクチンに関する最新の知識」
27.Luostarinen T, Apter D, Dillner J, et al.
"Vaccination protects against invasive HPVassociated cancers. Int J Cancer."
2018;142(10):2186-2187. doi:10.1002/IJC.31231
28.Hall MT, Simms KT, Lew J bin, et al.
"The projected timeframe until cervical cancer elimination in Australia: a modelling study."
Lancet Public Health. 2019;4(1):e19-e27. doi:10.1016/S2468-2667(18)30183-X - ※2 厚生労働省 第23回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、平成28年度第9回 薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)議事録

不安なこともあるかと思いますが、こういったデータや実績があると安心しますね。
詳しくは、東京都のホームページをご覧ください。
東京都保健医療局「HPVワクチンの定期予防接種について」

これはすごく私もわかります。産婦人科はいろいろなことで悩まれている方が行く場所なので、生理は毎月のものだし病院に行っていいのかなとか、我慢すればいいんじゃないかなと思ってしまう部分もあるのですが、どうなのでしょうか。

実は、産婦人科に来られる方の多くは生理で悩んでいる方なんですよ。生理痛が重いのかどうか自分で判断するのが難しいということなのですが、自分がつらいと思ったらつらいんだという感覚で大丈夫です。そんなに重い生理でなくても、生理痛を和らげる薬もあります。痛いのを我慢すると偉いということもありません。
人と比べてどうだろう?と思わなくても、産婦人科に相談に来ていただければ大丈夫です。もし産婦人科に行くのが心配だったら、まずは電話で、「生理がつらいのですが診てもらえますか」と聞いて、「いいですよ」と言ってもらってから行くと安心かもしれませんね。

そうですね。本当に生理の悩みって話しづらいですし、女の子同士でも、「あなたよりも私の方が重いよ」と言われてしまうと、じゃあ我慢しようかなと思ってしまうこともあるかと思います。でも我慢すると、もしかすると大きな病気につながってしまうこともあるので、ためらわずに病院に行くのが良いと思いました。

特に20代になったばかりの学生の皆さんは、これから初めて子宮頸がん検診を受けられる方が多いと思うので、どこで受けることができるのか、改めて齊藤先生に教えていただきたいと思います。

大学の健診に子宮頸がん検診がついていたら、というのは中々良い発想ですね。でも残念ながら、学校の定期健診で子宮頸がん検診を一緒にできるところというのを聞いたことがありません。しかし、お住まいの区市町村では、誰でも20歳以上から子宮頸がん検診を受ける権利があります。区市町村から案内が来ますので、届いた封筒を捨てないで、開けてみてくださいね。その中には、受診券が入っていたり、検診を受けられる場所の紹介などが書いてあります。

区市町村から届く書類を一つ一つ見ていくと、こんなサービスがあるんだなとか、こんなに丁寧に書いてくれているんだなと思うことが多いので、ちゃんと見たほうが良いですね。

おっしゃる通りです。また、会社にお勤めの方は、会社の健診の際に一緒に子宮頸がん検診の提供がある場合もあるかとも思います。それも選択肢の一つだと思います。

区市町村が実施するがん検診は、ホームページに検診の実施日時や場所、申し込み方法などの情報が掲載されていますので、そちらもぜひ確認してみてくださいね。

ピルを飲む人は本当に私の周りでも増えたなと思うのですが、こちらはいかがでしょうか。

子宮頸がんの予防には、残念ながらなりません。子宮頸がんはHPVというウイルスへの感染が原因なので、ピルはその予防と関連がないのです。ただし、卵巣がんなどを減らすというような効果があることが知られています。
また、ホルモンが乱れがちな若い方だと、それを整えてくれるので、ニキビが良くなる方もいます。ニキビ予防でピルを使うというのはなかなか難しいところですが、あくまで副効果としては期待もできます。

生理によって気持ちの上下があったり、腹痛がひどくてお仕事や学校に影響してしまうという方が使うと、生活がよくなるという話も聞きます。

そうですね。日本でも生理でつらい思いをするのが女性の運命だとはだんだん思われなくなってきていて、若い方でもだんだんピルに抵抗がなくなってきているのかなと思います。
しかし、特に20代を過ぎて生理が重くなってくる場合は、原因になる病気があるかもしれないので、産婦人科に行って病気がないかどうか診てもらいながら、ピルが本当に最適な治療かどうか判断して貰うのが良いと思います。
出演者から皆さんへのメッセージ

本日は、子宮頸がん検診についてご紹介しましたけれども、それが皆さんの知識の一つになったり、少しでも不安解消につながると良いなと思っています。子宮頸がんはなかなか自分では気が付くことが出来ない病気ですが、ワクチンでの予防だったり、早期発見により適切な治療を行うことで、治せる病気になってきています。
これを機に、皆さん自分のからだと向き合って、考えてみていただきたいなと思います。

覚えておいていただきたいのは、子宮頸がんは年齢の高いの方の病気ではなく、20代後半から増えてきてしまう病気ということです。大人になった皆さん、ぜひ2年に1回の子宮頸がん検診を、頑張って受けていただきたいと思います。
産婦人科は、女性の味方のつもりです。なるべく怖がらせないようにしたいと思いますので、どうぞいらしてください。怖かったら、怖いと言って大丈夫です。

私は今日恥ずかしながら子宮頸がんのことを何も知らずに、将来に備えてお話を聞きに来るぐらいのつもりだったんですけど、まさかこんなに身近で自分たちの年代の方にもすごく重要なお話だということにすごく驚きました。あとは、検診について、服装のことなどいろいろと予備知識があったうえで、怖い検診ではないんだよということをわかって行くことがすごく大事なことだと思いました。
皆さんも、不安な気持ちが今日で解消されたんじゃないかと思います。2年に1回、私もしっかり検診を受けて、自分のからだを健康に保っていきたいなと思いました。皆さんもぜひ一緒に、子宮頸がん検診を受けましょう。本日はご視聴いただき、ありがとうございました!