10月は乳がん月間として、各地でピンクリボン運動が行われていますが、どのような取り組みか知っていますか?この運動が始まった背景や令和5年度に東京都で実施したピンクリボンキャンペーンを紹介します。
ピンクリボン運動について
コラム2023.11.1

ピンクリボン運動とは
ピンクリボン運動は、1980年代にアメリカで始まった乳がんの啓蒙運動です。乳がんで亡くなった患者さんの家族が、「このような悲劇が繰り返されないように」との願いをこめて作ったピンクのリボンをシンボルにしたことから、「ピンクリボン運動」と呼ばれるようになりました。
この運動の広がりにより、アメリカでは乳がんに対する意識が高まり、乳がんの検診受診率も高まりました。その結果、乳がんによる死亡率は低下し、「ピンクリボン運動」はさらに広く認知されるようになりました。
今では、ピンクリボンは乳がんの早期発見・早期治療等の重要性を伝えるシンボルとして、世界共通で使用されています。
日本でも、毎年10月1日から10月31日までの1か月間を「乳がん月間」とし、全国各地で乳がんの早期発見・早期治療を啓発するピンクリボン運動が行われています。
令和5年度の東京都のピンクリボンキャンペーン
東京都では、10月の乳がん月間に合わせ、「ピンクリボンin東京2023」を実施しました。PostPet「モモ」を乳がん検診普及啓発事業の公式キャラクターとし、都民の皆様に乳がんや乳がん検診について知っていただき、乳がん検診の受診につなげることを目指し、趣旨に賛同する企業や団体等の関係機関と連携しながら、本キャンペーンを実施しました。

「ピンクリボンin東京2023」ではどんなことをやったの?
「ピンクリボンin東京2023」で実施したことを紹介します。各取り組みの詳細については、東京都のポータルサイト「とうきょう健康ステーション」の「ピンクリボンin東京」をご覧ください。
ピンクリボンin東京企業・団体と連携した啓発キャンペーン
本キャンペーンの趣旨に賛同いただいた企業・団体等と連携し、10月に啓発キャンペーンを行いました。イベントを活用した普及啓発や都内店舗や窓口などで、ピンクリボングッズやリーフレットの配布やポスターの設置を行いました。

協力企業・団体(五十音順)
ピンクリボンライトアップ
都庁舎や都内の協力施設にて、「ピンクリボン」にちなみ、キャンペーン期間中、施設をピンク色にライトアップしました。

都庁舎でのピンクリボンにちなんだキャンペーン
職員食堂で「ピンクリボンランチ」の提供や第一本庁舎1階でピンクリボンパネル展を行いました。

デジタルサイネージでの放映
新宿駅西口デジタルサイネージ(4号街路デジタルサイネージ)で、ビジュアルイメージを放映しました。

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