皆さんは定期的にがん検診を受けていますか?
日本人のおよそ2人に1人ががんになる可能性があると言われていますが※1、早期発見・早期治療による5年後の生存率は90%以上ということが分かっています※2。初期のがんはほとんど症状がなく自分では気づきにくいことから、定期的にがん検診を受診して早期発見・早期治療に努めましょう。
東京都では、ハンドブックや動画などを通して定期的ながん検診の受診を呼びかけています。ぜひご覧ください。
- 出典
- ※1 国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」累積がん罹患リスク(2021年)
- ※2 公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2022」
国が推奨するがん検診は5種類
がんによる死亡リスクを減らせることが科学的に証明されているとして、国は以下の5つのがん検診(図1)を推奨しています。
図1 国が推奨する5つのがん検診
- 令和7年8月時点
- ※1 胃部エックス線検査については、当分の間、40 歳以上1年に1回受診しても差し支えないとしています。
- ※2 子宮頸がん検診については、令和 6 年 2 月より HPV 検査単独法が追加されています。
がん検診にはメリット・デメリットがあります
がん検診には、がんを早期発見し、早期治療につなげられることや、がんによる死亡リスクを減らすこと、「異常なし」を確認して安心を得られるといったメリットがあります。
その一方で、見つけにくい場所にあるがんや見つけにくい大きさのがんを見逃すこともあります(偽陰性)。また、がんではないのに「がんの疑いがある」と判定されてしまう(偽陽性)といったデメリットもあります。
国が推奨する5つのがん検診は、推奨される条件を守って受診することで、メリットがデメリットを上回ることが科学的に証明されています。
がん検診の啓発動画を公開しています
がん検診受診の大切さを呼びかける動画を作成しました。ぜひご覧ください。
「まだ行かないの?がん検診」
動画の視聴はこちらから
「住んでる街で、がん検診」
動画の視聴はこちらから