2025年11月24日(月・祝)、東京都大腸がん検診普及啓発事業「Tokyo健康ウオーク2025」を開催しました。本イベントは、大腸がんの予防に欠かせない「40歳からの年1回の定期的な検診受診」と「運動習慣」の大切さを知っていただくためのウオーキングイベントです。
16回目を迎えた今年度は、町田市にある天然芝の芝生広場「町田シバヒロ」をスタート・ゴール地点とし、約1,300名が秋晴れの空の下、完歩を目指して歩きました。また、40歳以上の方を対象とした無料の大腸がん検診も実施し、約600名の方が検体を提出しました。
Tokyo健康ウオーク2025
開催レポート
コラム2025.12.26
イベント当日の様子をお届けします!
ウオーキングコース
今年度のコースは、町田市内を巡る8kmのロングコースと5kmのショートコースの2種類。各コースにはチェックポイントを設け、クイズに挑戦しながらゴールを目指しました。
❶ 8kmコース:町田シバヒロを起点に菅原道真公を祀る菅原神社などを巡り町田の歴史や自然を感じるコース
❷ 5kmコース:町田シバヒロを起点にまちだのデゴイチなどを巡るお子様も一緒に歩きやすいコース
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出発式①
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出発式②
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出発の様子
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クイズラリーの様子
参加者の声
晴空の下で景色も楽しみながら歩くことができ、とても良い時間でした。定期的に人間ドックを受けるなど健康には気を使っていますが大腸がんの早期発見・早期治療できた場合の生存率の高さなど初めて知ることも多く、大腸がん検診受診の大切さを改めて感じました。
医療従事者なので、Tokyo健康ウオークのようなイベントには以前から興味がありました。家族で参加して、子どもにも内視鏡の模型の展示などを通して大腸がん検診の大切さを伝えることができて良かったです。私自身はまだ受診経験がありません。今回を契機に夫と一緒に大腸がん検診を受けようと相談しています。
ゲスト・つるの剛士さん特別インタビュー
イベントのゲストであるつるの剛士さんに、健康やがん検診についてお話を伺いました。
Q. 日々の生活の中で、健康のために意識されていることはありますか。
A.
「毎日続けられることを淡々と」が一番です。自宅では無理のない範囲でできる軽い筋トレをし、ウオーキングも習慣として続けています。
また忙しい時期にこそ、バランスのとれた食事をとるよう意識しています。若い頃と違い、50歳手前になると食べ過ぎるとなかなか元には戻らない。適正体重の維持そのものが健康管理だと実感しています。身体が軽いと心も軽くなるものですよ。
Q. つるのさんはこれまでにもがん検診の啓発活動をされていますが、きっかけは何だったのでしょうか。
A.
父をがんで亡くしたことです。「もっと早く気づいてあげられたら」という思いが、しこりのように心の隅に残り、自分自身の健康観も大きく変わりました。また、コロナで入院したことも健康観に大きな影響を与えたと感じています。医療従事者の方々の献身を目の当たりにし、「自分の身体を守ることは、家族を守ることでもあり、医療の現場を守ることでもある」そう強く思うようになりました。
また、「つるのさんの話をきっかけに検診に行きました」とメッセージを頂いたこともあります。このような活動を続けていて良かったと思えた出来事でした。
Q. 大腸がん検診を受診される前は不安もあったそうですが、実際に受けてみていかがでしたか。
A. 検診は、正直なところもっと大ごとだと思っていました。でも実際に受けてみると問診と便潜血検査を提出するだけ。あっという間に終わります。「不安だから」「面倒だから」と先延ばししてしまう気持ちも分かりますが、一度やってしまえば「こんなにラクなんだ」と実感できるはずです。
Q. 奥様も毎年大腸がん検診を受診されているとか。
A. 「元気でいてくれることが一番の贈り物だよ」という気持ちを込めて「未来へのプレゼント」として妻には、毎年誕生日に検診に行ってもらっています。誕生日にすると忘れることがなくなり、定期的な受診にもつながるんですよ。
Q. 大腸がん検診世代の方々へメッセージをお願いします。
A. 大腸がんは、早期発見・早期治療ができれば90%以上が助かる病気です。だからこそ「気づくための一歩」を止めないことが本当に大切だと思います。検診は、未来の自分や家族のためにできる、最も手軽で確実な投資です。怖がらず、先延ばしせず、年に一度の習慣としてぜひ受けてください。あなたの一歩が、あなた自身の人生も、大切な人の笑顔も守ります。
歩きながら挑戦!大腸がんクイズラリー
コースには大腸がんに関するクイズラリーのチェックポイントがありました。歩きながら学べる内容は、検診の大切さを理解できると好評でした。以下のクイズに挑戦し、皆さんも大腸がんについて学んでみませんか。
- A. 腹痛が起こる
- B. 自覚症状はほとんどない
- C. 便に血が混じる(血便)
- A. 1年に1回
- B. 3年に1回
- C. できるだけ頻繁に
- A. 20歳
- B. 40歳
- C. 60歳
- A. 再度、便潜血検査を受ける
- B. 経過観察する
- C. 必ず精密検査を受ける
- A. 90%以上
- B. 75%
- C. 50%
※ここでいう「助かる」とは、診断時からの5年相対生存率のことです。
参加者の声
人間ドックで毎年大腸がん検診を受けているのですが、漫然と受けていたなと思いました。クイズを通して知ることもありました。これからも定期的な受診を続けたいと思います。
普段から健康には気を付けていたものの、知らない情報も多かったです。大腸がんは早期の場合、自覚症状は少ないそうですから、1年に1回の大腸がん検診を忘れず、体の状態を定期的に把握しなければいけないと強く感じました。
大腸がん検診の大切さを学べる動画の視聴
参加者の皆さんに、大腸がんの基本的な情報や大腸がん検診の大切さについて学べる動画をご覧いただきました。動画内容の一部をご紹介します。
大腸がんとは?
大腸がんは、大腸の内側(粘膜)に発生するがんで、大部分は良性のポリープががん化して発生すると考えられています。日本人の場合、直腸やS状結腸にがんができやすく、大腸がんのおよそ7割を占めています。
東京都のがん死亡者数と大腸がん罹患率
東京都のがん死亡者数のうち、大腸がんで亡くなった方の人数は男性が第2位、女性は第1位です。
大腸がんの罹患率は40歳くらいの働き盛り、子育て世代の多い年代から増え始め、高齢になるにつれて高くなっていきます。
早期発見で助かる可能性は90%以上 定期的に大腸がん検診を受診しましょう
大腸がんは「初期の段階では自覚症状がほとんどない」という特徴があり、国は40歳になったら1年に1回の大腸がん検診の受診を推奨しています。大腸がんはがん検診の中でも効果が最も高く正確に確認されている検診で、早期発見・早期治療することができれば、90%以上の方が助かる病気です。症状が出る前に見つけて早期に治療することが重要ですので、がん検診は症状のない健康な方に受けていただく必要があります。
大腸がん検診は、お住まいの区市町村で受けられる他、お勤めされている方は職場が健康診断と一緒に大腸がん検診を提供している場合があります。
大腸がん検診の流れ
医師による問診と便潜血検査を行います。便潜血検査は、大腸がんはその表面から出血するので便の中に血液が混じってないかをチェックする検診方法です。便潜血検査の結果は「精密検査不要」か「要精密検査」のいずれかです。
「精密検査不要」であれば、1年に1回、大腸がん検診の受診を継続しましょう。
「要精密検査」だった場合は、必ず精密検査を受けてください。「要精密検査」という判定は、あくまで「がんの疑いがある」という状態です。
がん検診の効果を無駄にしないためにも、そして、治るはずであった大腸がんを進行させないためにも、精密検査を受けて本当にがんがあるのかを調べることが重要です。
大腸がんの予防に大切なこと
大腸がんを予防するために大事なことは「適度な運動」「バランスの良い食事」「適正体重の維持」です。
日常生活での意識に加えて、40歳になったら年に1回の大腸がん検診も習慣にしていきましょう。
参加者(視聴者)の声
がん検診は受ける頻度が高ければよいのではなく、年1回が適切だというのは初めて知りました。私も友人も色々なリスクが上がっている年代です。動画を見ることで検診への意識がより一層高まったように感じます。
定期的に大腸がん検診は受けていますし運動や食生活にも気を使っていたつもりですが、それが大腸がん予防につながるということを実感することができました。
▼お住まいの区市町村のがん検診の情報はこちら
とうきょう健康ステーション「都内区市町村がん検診担当部署」
※一部の区市町村では、がん検診の御案内をホームページでは行っていません。 その場合は、区市町村のトップページを御案内しています。
※検診の詳細については、区市町村の担当部署にお問い合わせください。









