2023年2月時点
政令市(中核市)保健所の
仕事紹介
市役所にある保健所としての強みを生かす。
町田市保健所は市役所の一部門として、いわゆる県型保健所の業務(感染症対策や精神保健など)と市の保健センター業務(母子保健やがん検診など)の両方を担っています。医師は数年ごとに異動しますが、保健所の職員は町田市の職員です。「町田生まれ町田育ち」という方が多く、職員同士の関係が濃いと感じます。
公衆衛生医師は直接的に住民に接するのではなく、仕組みづくりを行うことが大切な業務です。保健所だけでなく、市役所内の広報、防災、文化スポーツの部門などとも連携します。新しい仕組みづくりは、手間と時間がかかりますが、多くの職員や関係部署、関係機関と協力し合い、人と人とのつながりを通じて調整していくことで、施策を形にできるので、働きやすい環境だと感じています。

東京都で働くことのメリット
各地の保健所で得られる多種多様な経験
東京都の公衆衛生医師は、数年ごとに異動があり、東京都、特別区、八王子市又は町田市の職員として勤務します。配属先によって、そこで働いている人がまったく違うだけでなく、仕事の進め方なども違うので、多くのことを経験し、学ぶことができます。また、東京都の公衆衛生医師同士は、課長会や所長会など定期的に顔を合わせる機会も多いので、他の保健所はどうしているのか?とか、困った時にも、気軽に相談できる仲間をたくさん持つことができるのも、大きな魅力です。

記憶に残る体験
全国各地の保健所長との親交
保健所長になった年に、全国保健所長会政令市部会の会長を引継ぎました。全国60以上の政令市保健所長が集い、年に1度総会が開かれます。所長1年目、はじめての会議で会長として会議の進行をするのは、戸惑いもありましたが、職員の準備のおかげで、無事に総会は終了し、その後の懇親会では、はじめてお会いした全国各地の保健所長と、思う存分はじけたことがとても記憶に残っています。その後は新型コロナウイルス感染症の影響で、対面での開催が行われておりませんが、またみなさんとお会いしたいです。

PROFILE
入職前の経歴:循環器系の内科医として10年大学病院を中心に勤務していました。
座右の銘:人間万事塞翁が馬
好きな言葉:人生に無駄なことはない