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カドミウム基準値を超える米の流通について

秋田県から、カドミウム基準値(0.4ppm)(※)を超える米(検出値:0.47ppm〜0.87ppm)について自主回収を指示した旨の報道発表を行ったとの情報提供がありましたのでお知らせします。また、このことについて、農林水産省から報道発表がありましたので、併せてお知らせします。
※秋田県報道発表内容の詳細はこちら(秋田県HP)
※農林水産省報道発表内容の詳細はこちら(農林水産省HP)

(※)基準値の0.4ppmは、数十年にわたって長期間摂取し続けることを想定して策定された値。

都民の方へ

当該品がお手元に残っている場合は、食べずに返品をしてください
 本品に関わる各事業者が自主回収を進めています。
 対象商品は下記の農林水産省報道発表資料でご確認のうえ、回収対象の食品については摂取せずに返品してください。

 農林水産省報道発表資料(農林水産省HP)
 
 なお、本件に関するご相談等は、お近くの保健所(
お問い合わせ先)にお問い合わせください。

Q&A

Q1カドミウムはどのような物質ですか?

鉱物中や土壌中など天然に広く存在する重金属で、米や魚介類などの多くの食品に天然由来のカドミウムが微量に存在することが確認されています。食品中のカドミウムの一部が、体内に吸収・蓄積されることから、カドミウム濃度の高い食品を長年にわたり摂取すると、腎機能障害を引き起こす可能性があります。


Q2カドミウム基準値0.4ppmはどのように設定された値ですか?
基準値0.4ppmは耐容週間摂取量(TWI)(※)に基づき、数十年にわたって長期間摂取し続けることを想定して策定された値です。
(※):食品中などに存在する物質(重金属等)について、ヒトが一生涯にわたって毎日摂取し続け
     ても、健康への悪影響がないと推定される一週間当たりの摂取量

Q3自分が購入した米は今回の自主回収の対象に該当しますか?
農事組合法人熊谷農進が自主回収を進めている米の流通先は、農林水産省報道発表資料(※)のとおりです。
(※):「カドミウム基準値超過を受けて自主回収を進めているコメの流通情報について(令和7年
    4月11日)」(農林水産省HP

Q4基準値を超過した米を食べてしまった場合、健康に影響はないのでしょうか?
米のカドミウムの基準値の0.4ppmは、数十年にわたって長期間摂取し続けることを想定し、設定された値です。 国連の専門家会合においても、カドミウムのような物質については、短期間、基準を超えるような食品を摂取したとしても、長期間に摂取し続けて平均摂取量が高くならない限り問題にならない、という見解が示されています。 そのため、短期間、基準値を超えていた米を食べてしまった場合でも健康に悪影響が生じる可能性は低いと考えられます。

参考情報
  「米に含まれるカドミウム」に関するQ&A (消費者庁HP)(厚生労働省HP)
  令和5年度「食事由来の化学物質等摂取量推計調査」 (東京都HP)
  カドミウムの食品健康影響評価(第三版)を取りまとめました (食品安全委員会HP)


このページは東京都保健医療局 健康安全部 食品監視課 監視計画担当が管理しています。


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