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対応するワクチン
MRワクチン
- ワクチンの効果
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MRワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスと風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。
- 定期接種に使用するワクチン
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麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を使用します。
その他、単独の麻しんワクチンと風しんワクチンを接種することもできます。
- ワクチンの安全性
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ワクチン接種後の症状として、発熱、発しん、鼻汁、咳嗽、注射部位紅斑・腫脹などがみられます。重大な副反応として、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳炎・脳症、けいれん、血小板減少性紫斑病がごく稀に(0.1%未満)報告されていますが、ワクチンとの因果関係が明らかでない場合も含まれています。
なお、麻しん含有ワクチンは、ニワトリの胚細胞を用いて製造されており、卵そのものを使っていないため卵アレルギーによるアレルギー反応の心配はほとんどないとされています。
しかし、重度のアレルギー(アナフィラキシー反応の既往のある人など)のある方は、ワクチンに含まれるその他の成分によるアレルギー反応が生ずる可能性もあるので、接種時にかかりつけの医師に相談してください。
水痘ワクチン
- ワクチンの効果
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水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています。
- 定期接種に使用するワクチン
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乾燥弱毒生水痘ワクチン(以下、水痘ワクチン)を使用します。
- ワクチンの安全性
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稀に報告される重い副反応としては、アナフィラキシー様症状、急性血小板減少性紫斑病等があります。
その他、一定の頻度でみられるとして報告されている副反応については下記のとおりです。
過敏症:接種直後から翌日に発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱等があらわれることがあります。
全身症状:発熱、発疹がみられることがあります。一過性で通常、数日中に消失するとされています。
局所症状:発赤、腫脹、硬結等があらわれることがあります。
5種混合ワクチン
- ワクチンの効果
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1つのワクチンで以下の5つの感染症を予防する効果が期待できます。
・ポリオに対して99%の方が十分な抗体を獲得すると報告されています。
・百日せきの罹患(りかん)リスクを、80~85%程度減らすことができると報告されています。
・破傷風に対して、100%近い方が十分な抗体を獲得すると報告されています。
・ジフテリアに対して、罹患リスクを95%程度減らすことができると報告されています。
・インフルエンザ菌b型(Hib)による髄膜炎や髄膜炎以外の侵襲性感染症を減少する効果が期待できます。Hibワクチンは我が国を含め世界の多くの国々で現在使用されており、その結果、Hibによる髄膜炎症例は激減しています。
2008-2010年とHibワクチン定期接種化後の2014年を比較すると、インフルエンザ菌髄膜炎の5歳未満人口10万人あたり罹患率が、7.7から0.0に100%減少し、
インフルエンザ菌による髄膜炎以外の侵襲性感染症の罹患率が5.1から0.5に90%減少しました。
- 定期接種に使用するワクチン
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2024年4月以降、1期では5種混合ワクチンを用いた接種をします。
5種混合ワクチンとは、ジフテリアワクチンを、百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)の各ワクチンと混合したワクチンです。
- ワクチンの安全性
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国内で行われた5種混合ワクチンの臨床試験において報告された、頻度の高い副反応は以下のとおりです。
阪大微研製のワクチンでは、皮下注射の場合は発熱(37.5℃以上)が57.9%、接種部位の紅斑が78.9%、接種部位の硬結が46.6%、および接種部位の腫脹が30.1%でした。
KMバイオロジクス製のワクチンでは、皮下注射の場合は接種6日後までに発現した発熱が65.2%、接種部位の紅斑が75.7%、接種部位の硬結が51.0%、および接種部位の腫脹が38.1%でした。
また、5種混合ワクチンの臨床試験における発熱の頻度が他のワクチンより高いことについては、審議会(※)において、他のワクチンとの同時接種の影響があり得る等の指摘がありますが、5種混合ワクチンに係る安全性について大きな懸念は指摘されておりません。
子どもの肺炎球菌ワクチン
- ワクチンの効果
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肺炎球菌には、90以上の種類があり、PCV15はそのうち15種類、PCV20は20種類の肺炎球菌に対して予防効果があります。
小児の肺炎球菌による侵襲性肺炎球菌感染症(※)は、定期接種等が実施される以前の2008~2010年は10万人(5歳未満)あたり約24-26人が罹患(りかん)していましたが、2022年には、約4.8人と、約8割の患者数の減少がみられています。
※本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のこと
- 定期接種に使用するワクチン
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・2024年10月以降、原則として、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)を使用します。
・沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)も使用可能です。
・沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)で接種を開始した方は、原則としてPCV15で全ての接種を行ってください。
- ワクチンの安全性
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沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)において、稀に報告される重い副反応として、ショック、アナフィラキシー、けいれん、血小板減少性紫斑病があります。
その他、一定程度の頻度でみられる副反応については、小児用肺炎球菌ワクチンの国内臨床試験でみられた副反応は、注射部位の症状(赤み、硬結、腫れ、痛み など)、機嫌が悪い、発熱などです。
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