ほっとけないぞ!CKD 慢性腎臓病
メタボが腎臓にもよくないってホント?
※メタボ(=メタボリックシンドローム)と慢性腎臓病は違う病気です

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CKD(慢性腎臓病)とは

関連情報

定期的に検査をしましょう

CKDは定期的に検査を行い適切な対応をすれば、必要以上に怖がる必要はありません。
あなたは、どれにあてはまりますか?

健康診断などの検査で血圧・血糖値などに問題のない方

年1回程度、尿検査や血液検査(血糖、HbA1c、クレアチニン(Cr)など)を受けることをお勧めします。正常範囲であれば、定期的な運動やバランスのとれた食事などを心がけ、今の状態を維持しましょう。一度eGFRを測定してみましょう。

メタボリックシンドロームや血圧・血糖値が高めの方

尿蛋白や腎機能検査結果は正常かもしれませんが、将来的に腎臓に障害が生じる危険性があるため、尿蛋白や腎機能検査を受けることをお勧めします。
腎機能に異常がなくても、安心せずに、適正体重に近づけ、適度な運動を心がけることで、高めの項目を正常範囲に戻しましょう。

すでに糖尿病と診断されている方

尿蛋白が陰性なので腎臓はいまのところ大丈夫と思っている方も、定期的に尿中アルブミン(※)や腎機能の評価をすることをお勧めします。詳しくはかかりつけ医に相談してください。

尿蛋白陽性とか尿蛋白+(プラス)といわれた方

糖尿病などですでに通院中の方はかかりつけ医の話を聞いてください。医療機関を受診していない方は、受診して精密検査(尿の再検査、クレアチニン等の測定)を受けることをお勧めします。

※:尿中アルブミン

尿試験紙法で尿蛋白が陰性でも、安心は禁物です。なぜなら、尿試験紙では検出されないわずかな量のアルブミン(蛋白質の一種)が尿中にもれている場合があるからです。これを「微量アルブミン尿」と言い、糖尿病による腎障害は微量アルブミン尿の出現によって検出されることが多いため、その測定は早期診断に不可欠です。この時期にいくつかの治療を組み合わせて行うと、微量アルブミン尿を正常なところまで減らす(なくす)ことができます*。
微量アルブミン尿の状態で数年間放置していると、漏れ出すアルブミンの量が増えて、「顕性アルブミン尿」となります* 。尿にアルブミンが漏れ出ている糖尿病患者さんは、進行すると腎臓の機能が低下したり、脳卒中や虚血性心疾患になりやすいことが知られています 。

(*日本腎臓学会編.患者さんとご家族のためのCKD療養ガイド2024,東京医学社,2024.より)

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