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性器クラミジア感染症

性器クラミジア感染症とは

性感染症の中で最も多い感染症です。自覚症状がない場合が多く、感染に気付かず病気が進行すると、不妊症や母子感染などの原因になることがあり、きちんと治療する必要があります。

症状

女性

無症状のことが多いですが、おりものが黄色くなり増える、生理痛のような軽い下腹部の痛み、喉の違和感を起こすことがあります。

男性

無症状のことが多いですが、尿道がむずかゆくなったり、排尿時の軽い痛み、精巣のあたりが腫れて熱が出ることがあります。尿道分泌物による下着の汚れで気付くこともあります。

妊婦

妊娠中に感染すると流産・早産の原因になることがあります。

新生児

母親が感染していると、出産時に新生児に感染し、結膜炎や肺炎を発症することがあります。

その他

オーラルセックスでは咽頭(いんとう)に、アナルセックスでは肛門に感染することもありますが、多くは無症状です。

基本情報

病原体 クラミジア・トラコマチス
潜伏期 1~4週間
検査 尿や分泌液、おりもの、咽頭擦過物(いんとうさっかぶつ)、咽頭(いんとう)うがい液に含まれるクラミジアを遺伝子学的検査で検出することで診断します。血液クラミジア抗体を調べる検査は、過去に感染し、治った人も陽性となることがあります。
治療 抗菌薬が有効で治ります。決められた期間きちんと服薬しないと菌が残ることがあります。パートナーも検査を受け、感染していたら治療することが重要です。
感染経路 クラミジアは、主に喉(のど)、直腸、尿道、性器等に感染します。口腔性交、肛門性交などの性行為でも感染する可能性があります。
免疫 免疫はできないので、何度も感染します。
  • 感染症全般に関する「よくある質問」はこちらをご覧ください。