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妊娠中の方へ 〜魚介類等の摂取と水銀について〜

  

お魚は、からだに良いものです

 魚介類(クジラ・イルカを含む)は、良質な栄養素を豊富に含み、健康的な生活をおくる上で重要な食材であり、妊娠中や出産のための栄養バランスの良い食事には欠かせないものです。

座っている妊婦

でも、妊娠中は少し注意が必要です

 一部の魚介類(クジラ・イルカを含む)は、食物連鎖を通じて、自然界に存在する水銀が含まれているものがあります。このため、お魚を極端にたくさん食べるなど、かたよった食べ方をすることで水銀が体に取り込まれ、おなかの赤ちゃんに影響を与える可能性があることが、これまでの研究から指摘されています。

 胎児

注意することは、食べる魚介類の種類と食べる量です

    焼き魚


 次の表を参考に食べるよう心がけてください。
 健康的な食生活のためにお魚をバランス良く食べましょう。


<目安の表>(厚生労働省ホームページから抜粋)

摂取目安量の表

ポイント@ 量の目安

 寿司、刺身:一かん、1切れ当たり 15g程度
 切り身 一切れ当たり 80g程度

ポイントA 食べ方の例

  • 表に「週に1回と記載されている魚介類」のうち、2種類または3種類を同じ週に食べる場合は、食べる量をそれぞれ2分の1または3分の1にするよう工夫しましょう。
  • 表に「週に1回と記載されている魚介類」及び「週に2回と記載されている魚介類」を同じ週に食べる場合は、食べる量をそれぞれ2分の1にするといった工夫をしましょう。また、ある週に食べ過ぎた場合は次の週に量を減らしましょう。

ポイントB 特には注意が必要でないもの

ツナ缶、サケ、アジ、サバ、キハダ、ビンナガ、メジマグロ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオなど

     ツナ缶


質問コーナー

Q1.なぜ妊娠中はお魚の食べ方に気をつける必要があるのですか?

A1.

お魚の中に含まれる水銀の量がある一定以上になったときにおなかの中の赤ちゃんに影響を与える可能性が指摘されています。それは、おなかの中の赤ちゃんは、お母さんのからだの中から取り込んだ水銀をからだの外に出すことができないからです。


Q2.お魚などに含まれる水銀がおなかの中の赤ちゃんに取りこまれたとき、どんな影響を与える可能性があるのですか?

A2.

今回注意しなければならないお魚を、食べる量の目安よりもとても多く食べ続けた場合に限りますが、例えば生まれてから、音を聞いた場合の反応が1/1000秒以下のレベルで遅れる可能性があることが言われています。


Q3.私たちが普段の食事でからだに取り込んでいる水銀は健康に影響を与えないのですか?

A3.

私たちが普段の食事でからだに取り込んでいる水銀の量は、健康に影響を与えないと考えられる最大量の57%です。また、からだの中に取り込まれた水銀は、徐々に体の外に出ていきます(2か月で取り込んだ量の半分になります)。そのため、平均的な食生活をしている限り、水銀が過剰にからだの中にたまっていくことはなく、健康への影響を心配するようなものではありません。


Q4.なぜ、注意しなければいけないお魚と注意しなくてもよいお魚があるのですか?

A4.

小さいお魚がそれよりも大きいお魚へ、そしてもっと大きいお魚へ食べられていくことが食物連鎖です。そして、大きいお魚はそれぞれが食べたものを取り込むことになります。お魚それぞれに水銀が含まれていますから、一般的には、大きいお魚は小さいお魚に比べて自然に多くの水銀を取りこむことになります。今回注意が必要とされたお魚は、おもにこのような大きいお魚(クジラ・イルカを含む)で、その中でも水銀の量が比較的多いお魚となっています。


Q5.妊娠に気づくのが遅れて注意をしなかったのですが大丈夫ですか?

A5.

赤ちゃんは胎盤を通して水銀を取り込みますが、この胎盤は一般的に妊娠4か月でできます。胎盤ができる時期には、それ以前にからだの中に取り込まれた水銀の量は減少しています。そのため、妊娠に気付いた時から注意することで対応できると考えています。



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このページは東京都保健医療局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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